リボンラペルピン、ブローチ
『WAJIMANU RE BORN』
Wajima Urushi Lacquerware; Lapel Pin, Broach
高級品のイメージが強い輪島塗が“リボン”に行き着いたのは、「男性が身につけてその場の話題になるものを作りたい」という職人のアイデアが発端。試作を重ね、ジェンダーレスに使えるアクセサリーが完成した。指先ほどのサイズだが、地の粉、中塗り、上塗りと、器として補強するための布着せ以外は、伝統的な輪島塗の技術を使って制作している。
ヌシヤ代表の浦出さんは、東京でウェディングやインテリア、ギフトの業界でキャリアを積み、2023年夏に輪島にUターンした。父は蒔絵師。同世代の職人が輪島塗の制作に情熱を注ぐ姿に共感し、自分も“今の時代の塗師屋”として輪に加わりたいと起業を決めた。リボンには、Rebornの願いも込められている。