子ども椅子『MARY』
Child Chair
家具職人からスタートし、店舗デザインや建築も手掛けている甲斐晋さん。建物や家具をつくる際には、多くの端材が発生する。貴重な材料のムダをなくしたいとの思いから、端材に新たな命を吹き込むものづくりをしている。
国産のヤマザクラ・クリ・スギを使った子ども用の椅子はそのひとつ。これまでにも多くの保育園で採用され、喜ばれている。「子どもが初めて座る椅子は、こんな椅子であってほしい」と、無垢材に腰掛ける座り心地の優しさ、動物をイメージさせるまるまるとした見た目の優しさに工夫を凝らした。ある程度の重さがあるので安定しており、子どもが舐めても安心な塗料を使っている。容易に修理できる構造になっており、長く使い続けられるのもポイント。