能登ヒバ漆塗りエギ
Wood Lure
能登生まれの市村直哉さんは、釣り好き、ものづくり好きの少年だった。中学生のときに初めてルアーを自作し、釣果を上げたのが今につながる原点。大学で金属工芸を学んだ後、自らの工房を立ち上げ、ルアーの制作や釣り具の修理・カスタマイズを行っている。
こちらのエギ(餌木)は、能登ヒバを手仕事で削り出し、漆塗りで仕上げた贅沢な釣り具だ。釣り好きへの贈り物に最適だが、実際の釣り能力の高さも実証済み。木ならではの柔らかさやざらっとした質感があり、市販のプラスチック製に比べアオリイカの喰いつきが違う。
石垣島を訪れた際、現地の老漁師がエギを手作りしているのを見て、心を動かされたという市村さん。海という自然に対し、自然素材の釣り道具で挑む。そのシンボルとしてのエギだ。