片耳ピアス「環 kan」

アクセサリー

Accessories

竹を割り、薄く剥いでヒゴをつくり、美しく理に適ったかたちを編んでいく。金沢では茶の湯とともに竹工芸が発展してきた。橋本さんも普段は茶道具や花籠などを作っている。

アクセサリーシリーズは、竹という素材の軽さを活かして創作した。モダンな印象の片耳ピアスは、茶籠の「環(かん)」がモチーフ。竹工芸に欠かせない籐で組んで編み込み、大小を染め分けてつないでいる。大ぶりだがアースカラーが肌になじんで使いやすい。このほか、金沢で盛んな能の装束の文様に由来する亀甲型ピアス、兼六園の冬の風物詩・雪つりのイメージを金箔で表現した煤竹イヤリングがある。

「奇をてらうのではなく、基本を大切にし、伝統を踏まえて新しいものをつくっていきたい」と語る橋本さん。金沢でつくり、金沢から発信していく意味を問いながら、竹に向き合っている。

片耳ピアス「環 kan」 ¥27,500

 煤竹イヤリング「雪つり」,亀甲型ピアス「小菊」
(上)
煤竹イヤリング「雪つり」
¥6,600

(下)
亀甲型ピアス 「小菊」
¥27,500

Profile

加賀竹芸 橋本紗織

加賀竹芸
橋本 紗織 HASHIMOTO Saori

石川県出身。
立命館大学産業社会学部卒業。
出版社勤務を経て、金沢に帰郷後、竹工芸を志す

2009年、祖父で竹工芸家・橋本仙雪の弟子、本江和直斎氏に師事

2017年より金沢市希少伝統産業専門塾竹工芸コース講師

石川県金沢市大手町6-1
Tel : 076-221-5030
E-mail : kagachikugeigmail.com
Instagram: saotakeya

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