珠洲焼  台皿 カップ 花器

珠洲焼 台皿 カップ 花器

Suzu Pottery; Plate, Cup, Flower Vase

土は、奥能登珠洲特有の鉄分の多い土。釉薬を使わず高温で焼き上げる。美しい黒灰色が特徴の珠洲焼は、室町時代に日本各地に流通し、戦国時代に忽然と姿を消した。再び窯に火が入ったのは今から約40年前のこと。

珠洲生まれ、珠洲暮らし、「芝雪」の雅号で珠洲焼を制作している。男性的で力強いイメージがある珠洲焼だが、彼女の手にかかると女性的で柔和なフォルムに。何を盛っても映える台皿に、両手で 包み込むように持つ大ぶりのカップ、愛らしいシルエットの花器。「気づいたらそこにあるような、控えめな佇まいであること」を旨としているそう。

文学好き、古本好きでもある彼女は、地元の文化情報誌に連載を持つ。「陶芸も文学も古本も、私の中ではすべてリンクしているんです」と笑顔。主張しすぎない優しい作風には、ひとつの物語が流れている。

台皿(中)φ19㎝ ¥11,000

珠洲焼/花入
花入 各 ¥11,000

珠洲焼/叩き文カップ
叩き文カップ 各 ¥5,500

珠洲焼/台皿
台皿
(大)φ21.5㎝ ¥13,200
(中)φ19㎝ ¥11,000
(小)φ15㎝ ¥8,800

Profile

引持力雄

芝 雪Shibayuki

1979年
石川県珠洲市生まれ
2012年
珠洲焼基礎研修過程 修了
2014年
珠洲市陶芸センター 勤務
2018年
珠洲市陶芸センター 退職
2019年
石川県立九谷焼技術研修所
実習科(造形)在籍

石川県珠洲市
E-mail :
bookrium22gmail.com

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