和紙アクセサリー
Washi Paper Accessory
光をはらんで柔らかい、不思議な素材感。海の生物や植物など、自然の風景を映した色とデザイン。北さんのアクセサリーは、金沢の伝統工芸である二俣和紙を主に用い、他にない独特の工程を経て生まれる。はじまりは一枚の紙。耐水性を持たせる加工をした後、染め上げてから樹脂を浸透させて形づくり、独特の透け感と軽やかさのある素材に仕上げていく。
お気に入りの折り絵をずっととっておきたいと、手元にあった樹脂を浸透させてみたことがきっかけ。そこから遊び心と好奇心で折り紙、ノート、方眼紙など身の回りのいろんな紙で実験し、和紙で試したところ何とも美しい素材になり、アクセサリーに仕立てたという。身に付けると驚くほど軽い。耳元、胸元で軽やかに揺れる質感は、和紙という素材と丁寧な手仕事のなせるわざだ。