珠洲焼 水盤
   

珠洲焼 水盤

Suzu Pottery Water Basin

「できるだけこだわりを持たないようにしているんです。」能登弁でことばを選び選び話してくれた木澤さん。その真意は、いまの自分の気持ちに正直に土に向き合いたい、ということ。

木澤さんが向き合う“土”は、奥能登珠洲の、鉄分を多く含む土だ。無釉・焼き締め、侘び寂びが感じられるくすんだ黒色が特徴の「珠洲焼」は、室町時代に日本各地に流通し、戦国時代に忽然と姿を消した。窯跡に残されたカケラから古のかたちを解明し、再び窯に火が入ったのは今から約40年前のこと。

土くささ、力強さが持ち味の珠洲焼にあって、木澤さんは薄手でソリッドな質感のうつわを作り続けてきた。今回はその真逆をいく超厚手の水盤だが、洗練された雰囲気はそのまま。水に濡れた珠洲焼は打ち水をした石畳のごとく艶やかになり、花映りも美しい。

水盤

水盤 大(φ28.5×5cm) ¥12,960
水盤 中(φ19×6cm) ¥6,480
水盤 小(φ11.5×7cm) ¥4,320

Profile

木澤孝則

木澤工作所
木澤孝則 Takanori Kizawa

1970
石川県珠洲市に生まれる
2002
珠洲市陶芸センターで珠洲焼作陶技術を学ぶ
2006
自宅で制作活動を開始
2014
珠洲市若山町に窯を築く

石川県珠洲市宝立町南黒丸5-52
Tel : 0768-84-1916
E-mail
kurosibatetudocomo.ne.jp

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