いしかわの伝統と新しい感性
古と今をつなぐ、漆の美学 岡 能久 株式会社 能作  
代表取締役社長 岡 能久  
〒920-0962  
石川県金沢市広坂1-1-60 
電話:076-263-8121  
FAX:076-263-8122  
E-mail:nosaku@kanazawa.gr.jp
URL:http://www.kanazawa.gr.jp/nosaku/  
岡 能久
加賀百万石が育んだ機能美を、
現代の生活に再生。

岡 能久 岡 能久
彩漆 長手組盆
¥105,000
福輪 扇形盆 黒渕朱 ¥26,250
福輪 松形盆 黒渕朱 ¥26,250
朱 小吸物椀 ¥21,000
 優雅にして精緻。用の確かさと姿の美しさが共鳴する金沢漆器「彩漆 長手組盆」。見事なまでの機能美に新しさを見出す人が多いのだが、岡さんはいう。「金沢漆器の伝統を現代に再現することが私のものづくりです。だからもし能作の商品に評価をいただいたとすれば、それは伝統の金沢漆器がいかにスマートで色あせないものであるかの証なのです」と。
 金沢漆器は加賀藩の庇護のもとに発達した。殿様やお姫様の審美眼に応えるべく、気品に満ちた優美なデザインと、技を駆使した繊細なつくりを得意とする。
岡さんはそうした伝統を大切に守りつつ、現代向けに再生することで感度の高い道具類を提案している。
 「長手組盆」は、和にも洋にも食卓でも文机でも使える自在性を持ち、中に仕切りを入れて積み上げを可能にした。入れ子仕様で、縁の連なりが美しいグラデーションを形成する。「覆輪」(錫で縁取りする技法)転じて「福輪」と銘打った瀟洒な盆も、多彩な使い方ができそうだ。木地から塗りまで、作業はすべて金沢。「使われてこそ器。毎日使いたくなるものを」と、伝統の再編集に余念がない。

ギャラリーのメニューへ 平成21年度選定品カタログのtopへ 石川デザインセンターのtopへ
BACK NEXT
(c) 2006 Design Center Ishikawa All rights reserved.