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タイトル通り、どこかモダンでエキゾチックな雰囲気。だが技法は、伝統的な白漆に古くから使われているペルシャ唐草を黒漆で描いたものだ。全体を引き締め上品さを醸すのに縁どる銀彩も、蒔絵の技法と同じという。まさに組み合わせの妙である。その源は、大工家で古くから使われていた佳子さんの大好きな盛り皿だった。本物はメンテナンスしながら10年でも20年でも使える。時代に応じたデザイン性も必要だが、今回は形やデザインよりも、古さを感じさせず長く残せるものをテーマとした。 結婚し、専業主婦として10年ほど過ごした後、 |
漆器組合の商品開発に携わることに。男性中心の輪島塗の世界に女性が関わることの必要性を痛感した。どんな料理をつくりどう器を使うかは、女性の仕事。今は女性の視点からプロデューサー的役割を果たしている。 「輪島は職人さんがいてこその産地。なのにその職人が減っている。熟練の職人が現役でいる間に若い人材を育てたい。そして日本の伝統的文化や風習を次世代に伝えていかねば」と、東京では漆コーディネーターの活動を、地元では蔦屋オリジナルツアーをスタートさせた大工さんである。 |
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