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金沢の伝統工芸である金箔。それを作り続ける箔座が手がけたレザーバッグは、高岡さんの舵取りで開発された商品のひとつだ。アクセサリーや器などラインナップは多岐に渡るが、どれも金箔そのものの質や美しさを徹底的に追求した点が特徴的だ。そこには、心が豊かになるアイテムを通じて、古来人々を魅了して止まない金箔本
来の美や力をより多くの人に伝えたいという気持ちが込められている。 |
バッグに用いられた金箔は、金とプラチナの合金配合率によって永遠色(とわいろ)と久遠色(くおんいろ)の2種の名がつけられた純金プラチナ箔。これまで誰も挑戦しなかった新しい箔で、その奥深い輝きは未来に向かって歩き出した箔座のシンボルともいえる。「メーカーならではの方法で、金箔を後世に伝えたい」。そう語る高岡さんから感じられるのは、金箔への真摯な思いと次世代への橋渡しを引き受けた覚悟。彼女が語る言葉のひとつひとつが、金箔に負けないほどの輝きを帯びて見えた。 |
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