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能登に移り住んだ8年前、テレビで本物のような立体の花が咲く小さなガラス玉を見て釘付けとなった。それがとんぼ玉と待寺さんの出会いである。そして4年後、通信販売でたまたまとんぼ玉のキットを見つけ、軽い気持ちで購入した。たちまち虜となり、県外の工房でガラスの基本を学びながら制作を始めたそうである。 | 金箔やクロユリをモチーフに、金沢や石川をイメージしたチョーカーをはじめ、かんざし、ストラップなど作品は種類もテイストも実に豊富。そこには「石川ではまだまだとんぼ玉の認知度が低い。この魅力をひとりでも多くの人に伝えたい」という彼の願いがある。今後の目標は販路拡大。「使う人がうれしくなるような作品を届けることが、とんぼ玉と自分の創作活動の可能性を広げる道」と考えている。個展開催やインターネット販売などにも挑戦したいと語る待寺さんの瞳は、ガラスのように輝いている。 |
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