山中漆器は「木地の山中」と称され、ろくろ挽物で国内屈指の技術を誇る。ここ数年女性の木地師が増えており、石川県挽物轆轤技術研修所で学んだ水井さんもそのひとり。

水井さんが自らのブランドとして発信するのが『SOZAI』シリーズだ。箸は清々しい香りを楽しめるよう能登ヒバを白木地のまま使い、先端にのみ淡い色合いの絞漆を塗って仕上げている。栃と欅のカップは木材そのものが持つ美しい紋様を際立たせ、桜と朴はクリアウレタン仕上げでやさしい色味を活かす。

SOZAIという名称は、料理でも建築でも、素材の持ち味を大切にする日本の伝統的なものづくりへの共感から。木地仕事でも素材の個性を慈しみ、その魅力を引き出している。

カップ
HOO　　　¥5,400
KEYAKI 　¥5,400
SAKURAI 　¥5,000
TOCHI　　¥6,000

 
能登ヒバ香る 至福のひと月箸
ベージュ・グレー・ピンク
各 ¥2,200