金沢は「弁当忘れても、傘忘れるな」の格言があるくらい雨の多いまちであり、雨が似合うまちでもある。そんな金沢から発信するのが、金沢にまつわるモノをモチーフにした晴雨兼用傘だ。創業100年、地元に根ざした百貨店の大和が、県内の作り手をつないでプロデュースする。

テキスタイルデザインは加賀友禅作家の吉本さん。友禅染めの特徴である「糸目糊」と呼ばれる白い輪郭線を活かしつつ、きものの範疇にはない大胆な色づかい、ポップな柄を展開する。それを生地に表現するのは繊維加工メーカー、テックワン。インクジェット技法による細やかなプリント加工やUVカット加工を生地に施す。

曇天でも気分が晴れる傘。青空に鮮やかに映える傘。開くと金沢を思い出す傘。雨の日も晴れの日も携えていくものだからこそ、お気に入りのものを選び、長く使ってほしいとの願いを込めて。

ひいなかた
甘エビと鰤起こし
¥22,000

ひいなかた
芸妓と和菓子／加賀宝生／
石垣と白鳥とネズミ／
加賀友禅と梅
各 ¥22,000