バッグ『hacobag』

花 器『空木(うつろぎ)』

Hemp Cord Flower Holder

染織作家の安井さんは、尾張一宮で製糸されたウールの紐を使って紐襟巻を制作する「襟巻工場」の“工場長"だ。年代物の木製の織機がどんと置かれ、古道具に囲まれた小さな工場で、染め・織り・結びをひとりで手がけている。襟巻のおしゃれは寒い季節のお楽しみ。じゃあそれ以外の季節は―? 安井さんの新しい提案は、麻紐でできた花器だ。

ザクロ(こげ茶)、ウメノキゴケ(ベージュ)で麻紐を染めた後、叶結びで立体的な形状を作り、透明塗料で固める。「うつろ」になった部分に、花を挿すためのガラス玉を適宜入れる仕組み。軽くて柔らかいので使い方は自由自在。天井から吊り下げてもいいし、蔦のように壁面を這わせても面白い。

草木染の麻の素朴な質感に、水を入れたガラス玉の涼感や透明感を加え、道端で摘んできた草花の彩を添える。花の表現が広がり、他にない景色が生まれそうだ。

空木(ざくろ/こけ)

空木(ざくろ/こけ)
M(約70㎝) ¥14,000
S(約45㎝) ¥8,800

Profile

安井未星

襟巻工場
安井未星 YASUI Mihoshi

石川県金沢市出身。

1987年
金沢美術工芸大学卒業
2012年
工芸都市高岡クラフトコンペ2012 グランプリ
2013年〜
各種見本市、ギフトショー出店
2015年〜
「襟巻工場」主宰

石川県金沢市西大桑町11-11
Tel /Fax : 076-281-6306

E-mail :
senshokuyasuidocomo.ne.jp

URL :
https://erimakikouba.com/

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