アクセサリー、茶托『KENBI』
Accessory, Teacup Saucer
「象嵌」とは、金属表面に模様を刻み込み、そこに別の金属を嵌めこむ彫金技法のこと。金沢に伝わる伝統工芸のひとつ「加賀象嵌」は、表面の滑らかな仕上がりが特徴となっている。
バッチやキーホルダーの製造・販売を行う桂記章では、銅に銀で模様を施し、加賀象嵌風に仕上げる新たな加工技術「KENBI技法」を開発した。創業70年、金型彫刻からプレス加工、メッキ加工、各種仕上げ加工まで自社で一貫して行う中で培った技術力が背景にある。才色兼備以上の「才色兼美」が、ネーミングの由来だ。
現在はKENBIブランドとして伝統的な和柄のアクセサリーと茶托をラインナップ。最初はキラキラとしている銅部分が、使ううちに落ち着いた古銅色に変わる経年変化が楽しい。
今後は地元の作家やデザイナーと連携して展開していくということで、要注目。