加賀五彩と九谷五彩の
『紐襟巻』
Yarn Muffler
紐襟巻は、尾張一宮で製糸されたウールの紐を使った手染・手織の襟巻きだ。“ひとり工場”の工場長であり染色作家の安井さんが、染め・織り・結びを一貫して手掛けている。
安井さんは2015年3月に滋賀県からふるさと金沢に拠点を移し、「襟巻工場」として活動を開始。地元らしさを意識し、金沢の伝統工芸である加賀友禅と九谷焼をイメージした新色の紐襟巻を制作した。
色とりどりの柔らかな紐が重なる襟巻きは表情豊か。首に巻くと軽くて温かく、1本1本の紐の動きが心地いい。両端と真ん中が織り上げられているので使い勝手もよく、スヌードにもなる。
クラフトから生まれたプロダクトのかたち。「ファッションアイテムのひとつとして、おしゃれに興味のある人が手に取ってもらえれば。」そう安井さんは期待する。