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やきもの

自然体から生まれる、
温和な趣き

型打ち成形で、暮らしになじむ実用良品を。

たくまポタリー
宅間 祐子

宅間さんが陶芸に出会ったのは、大学在学中の広島。伊賀、伊勢、石垣島での作陶経験を経て、基礎を学ぶために石川の九谷焼技術研修所へ。そして九谷焼のろくろ師の下で見習い中に、「型打ち」という成形技法を知る。ろくろ成形した生地を、土型、石膏型、木型など型を用いて輪花や桔梗形、角形などに変形させるという技法である。

宅間さんの器は日常的によく働き、価格的にも親しみやすいのが特徴である。「作品として極めようとすると普段使いのものを作るのは難しい。私は作家ではなく、職人の仕事がしたい」

そう語る彼女の仕事はいたって自然体で、それは器にも映じられている。マットなグレーの器や貫入の入った小皿は、鉱石のような質感。灰釉の淡黄色の小鉢は見込みに釉が溜まってガラス質となり、不思議なニュアンス。深みのある飴釉の皿が放つ温もり。宅間さんの手が一つひとつ、形を成さないものを形有るものに呼び起こしたような感がある。

「主役は料理。器が出しゃばらないように」と配慮もきめ細かで、ゆえにその器は誰もが使いやすい。作り手の自然体、そして優しさが そのまま器の趣きとなっている。

  
5寸皿/ 7寸鉢

小皿
ハナ グレーマット ¥1,728 / ハナ カンニュウ ¥1,728 / ハナ こげ茶マット ¥1,728
5寸皿 まる菊 グレーマット ¥2,376
7寸鉢 ハナ グレーマット ¥7,560

4寸鉢/ 小鉢/ 4寸皿/ 7寸皿 / 5.5寸皿

4寸鉢 スジ 灰釉 ¥2,376 / 小鉢 反り菊 灰釉 ¥1,728
4寸皿 反り菊 飴釉 ¥1,728 / 7寸皿 ヒマワリ 灰釉 ¥3,888
5.5寸皿 風 飴釉 ¥3,024

Reasons for selecting選定のポイント

どれも使いやすそうで飽きのこないデザインが良い。サイズなども使い勝手がいいように考慮されている。使う楽しみが生まれる器である。

Profile

宅間祐子

宅間 祐子Yuko Takuma

1974
三重県伊勢市生まれ
広島での学生時代に焼き物を始め
以後、伊賀・伊勢・石垣島・九谷の順に修行・器制作を続ける
現在、石川県金沢市にて生活の器を制作

たくまポタリー

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