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「思い通りに仕上げ、狙い通りの作品にするため」と、塗りから加飾までの一貫生産にこだわる古込さん。分業制の枠にとらわれることなく、沈金、螺鈿、漆絵、蒔絵といった多方面の技術を駆使して、作品をつくりあげる。適材適所の技を使うことで、幅広い表現が可能になるという。中でも、今回出品の「栗鼠の図」で使われた毛彫りという技は、輪島でも一子相伝といわれる技術。あたかもそこに本当にいるかのように、小動物の毛並みを漆器の上に彫り描いている。 | ![]() |
香合には全面、呂色仕上げを施して鏡のような光沢をもたせ、さらに特殊な技法で採取した螺鈿をちりばめることで小さな宝石箱を表現した。ぐい呑みのような日常雑器にも、塗りっぱなしではなく、金粉を施して、単純な豪華さ以上の付加価値を追求している。作品に施されるデザインはすべて、自分で生活の中からスケッチしたのもだという。多芸ぶりに驚かされるばかりだ。 |
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