くるみ型盛器 10.0 |
1個 10,000円 |
くるみ型盛器 7.0 |
1個 6,500円 |
くるみ型盛器 6.0 |
1個 5,000円 |
くるみ型盛器 5.0 |
1個 3,500円 |
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野面箱膳 11.0 |
1個 18,000円 |
栃急須 |
1個 18,000円 |
面取夫婦湯呑 |
2個1組 5,000円 |
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山中漆器産地では分業が進み、自分で作って、自分でお客様に直接販売のお店は少ない所ですが、2年ほど前、田んぼの真ん中にドーンと大きな工房兼お店をオープンさせたのが、元気溢れる浅田孝さんです。
浅田漆器工芸は代々、木地づくりの仕事を行ってきました。三代目の代になった時、下請けの仕事も大切だけど、自分が作りたいものを作ろう、そして自分で買える程度の器づくりをめざして、仕事の幅を広げてきました。
どこの漆器産地でも豪華な装飾に対するこだわりが強いものですが、木地づくりが本業の浅田さんのこだわりは、木そのもの。「確かに蒔絵の作品は素晴らしいのですが、高くて自分でも買えなくて」とため息をつきながら、
「作ってくれと頼まれても、私には出来ないし」と、単純明快なお答えが浅田さんの魅力です。都会暮らしに疲れた時、自然の木肌が疲れを癒してくれそうです。 |
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今回紹介するのは、まるで大きなクルミそのものといった器です。ろくろで丸い器を作ってから縁を削って仕上げたもので、木の実を入れて夏のビールを楽しみたいところです。そして、木地師ならではのお仕事の固まりが急須です。
注ぎ口のところは後から付けたものでなく、木の固まりから削りだして作っています。お茶の時間、木の温もりと香りを楽しみたいものです。 昨年訪れた時に飾ってあった、椀を作るはずだった欅の木で作った大きな座卓や囲炉裏がありません。
どうしたんですかと聞くと、山中温泉を訪ねた遠来のお客さんがどうしてもと言われるので売りましたとか。お伺いする度に必ず何か新しいものが店先にならんでおり、「浅田さん、次から次とすごいね」と誉めますと、返ってくる言葉は「何を作れば売れるかね」。
この勉強熱心、仕事熱心さもたまらない魅力の一つです。 |