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| 明治15年の創業以来、品質本位で日常使いから高級品までと幅広い漆器を作り続けています。 山中の産地でも中国産の再加工製品が山中ブランドとして出回る中で、逆に国産品にこだわって重点的に取り組んでいます。 器を好きで買っていただくお客様のために地味な商売に徹し、喜ばれるものを作らないと長続きはしません。 不況時にも生き残っていく手段として、約15年前からは漆器の裏に品質保証の意味で自社の銘柄を付けています。 最近では銘柄指定の受注も相当数入っていますから、さらに徹底した品質管理を行い、気をひきしめなければと思っています。 今回の商品の中でも、山中漆器本来の堅地下地で真塗の | |
お好み椀シリーズは、近年激減している真塗で加飾付のものを復活させるきっかけとなってほしいという私の強い願いが込められた商品です。 また、山中漆器は椀・茶托など丸物が主流ですが、合板等を使って角物や変形ものの製作にも挑戦しています。 安価に押さえながらも本金蒔絵で手作りのこだわりを残したものや和洋を問わず使用できるもの、いずれも日常に使える堅牢な商品です。 自分使いの一品として買っていただき、それを今度はお使いものにしていただく。そういう形でのギフトに進展すればと思っています。 数は少なくても使って喜ばれるものを作ることが大切だと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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