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物を作る際に、売るための事だけを考えるとどうしても目先の売れ筋や流通事情ばかりに走って、肝心の商品に対する思い入れが抜けてしまう可能性がありますが、 作り手側のこだわりの良さというものを大切にしたいですね。 商品を製作する場合は、当然使うシーンを想定しながら作るわけですから、使い易い日常の器として、気軽に楽しんで使ってもらえることが作り手の喜びであるといえます。 今回は、そばの器をテーマに構成してみました。 気取らず、普段使いできるものも山中漆器の魅力だと思いますから、職人さんたちととことん話し合って、使いこんでもらえるものづくりを心がけています。 | 環境問題が大きく取りざたされる今日、漆器は固形の材料から固形の製品に仕上げていくため、その工程で、たくさんの木の切りくずがでます。 それらの利用も含め、環境資源志向商品の開発を急ぐ必要があると思います。その一つとして、木を乾燥させた時に生ずる、ゆがみを自然のまま利用した商品開発もしています。 ただその場合、同じものが二つと出来ないのですが、逆にその自然美の味わいが良いという声も多いです。一つ一つに自然の命が宿るのが漆器だと思います。 |
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