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・平成10年度選定商品カタログ

石川のクラフト 「人とモノの新しい発見。」
(財)石川県デザインセンターでは、昭和62年より、デザインの優れたクラフトやインテリア商品を推定・普及するとともに、 選定されなかった商品を改善指導することを目的に、「デザイン推奨事業」を実施してきました。
しかし、選定された人たちからの「選定されたメリットをもっと考えてほしい。自分が作った作品を理解して、取り扱ってくれるお店を探して欲しい」という 声も、だんだん大きなものとなっていました。
併せて、小さなクラフト関係の小さなクラフト関係の専門店から「売るものがなくて困っている」「家庭向雑誌で紹介されているような作り手手さんの 作品は、どのようにしたら手にすることが出来るのか」という声が聞こえてくるようになりました。
そこでは、椀や盆ばかりでなく何かかわったもの、そして、誰が、どこで、どういう思いで作っているのかという作り手の顔が、求められていました。
石川県には、輪島塗、山中漆器、九谷焼などの素晴らしい伝統工芸が、今に受け継がれています。
そして、金沢美術工芸大学、石川県立九谷焼技術研修所、金沢卯辰山工芸工房などで沢山の若者が工芸を学び、その卒業生が小さな工房を構え、着実に力を付けてきています。
こうしたことから、この事業は「作り手と売り手をダイレクトに結ぶ新しいクラフト市場の開拓を図ること」、 そして「新しい作り手を紹介すること」を大きな目的といたしました。
選定に際しては、「色や形が良いか」ということもさることながら、クラフトマンシップに溢れ、「使い手の、使う場面を考えているか」、 「自らの生活体験に基づいて作られているか」ということも考慮し、そのPRに際しては作り手の思いも合わせて紹介しています。
平成10年度は、石川県クラフトデザイン協会の協力により実施した新商品開発事業の成果、若い作り手の紹介、ベテランからはこだわりのクラフトをテーマに、 ご出品をいただきました。
皆様方の積極的なご利用を期待しています。

平成10年度 (財)石川県デザインセンター選定商品 実施概要
主催 (財)石川県デザインセンター
内容
商品の選定
(1)テーマ設定委員会
日 時: 平成10年12月1日(火)
内 容: ・クラフト商品の販路拡大の方策
・注目される商品分野の検討
・若手作家育成支援の方策の検討
・勧誘する企業、作家のリストアップ
参加者: 専門家
・小松喨一(金沢美術工芸大学教授)
・大沢順子((株)GKプランニングアンドデザイン)
ほか県内の工芸・デザイン関係者にもアドバイザーとしてご意見をいただきました。
決定テーマ: 1. 「クラフト・ニューウェーブ」
2. 「使い手の思いを形に」
3. 「こだわりのクラフト」
(2)申請要項の配布及び勧誘
(3)審査会及び意見交換会
日 時: 平成10年12月22日(火)
参加者: 専門家
・小松喨一(金沢美術工芸大学名誉教授)
・大沢順子((株)GKプランニングアンドデザイン)
内 容: ・作品審査
・講評及び意見交換会

選定商品の普及
(1)ギフトショー大阪併催「ハンドメイドギフト&クラフトフェア」に出展
日 時: 平成11年2月17日(水)〜19日(金)
会 場: インテックス大阪
(2)選定商品カタログの作成・配布
選定商品と作り手の思いなどを掲載したカタログを作成し、展示会等で配布する。
(3)デザインコーナーでのPR
・東京(石川県観光物産東京案内所)
・大阪(ほっと石川なにわ館)
・金沢(石川県伝統産業工芸館