いしかわの伝統と新しい感性
朴の木を刳くり出して創る 輪島キリモト・桐本木工所 
〒928-0011 
石川県輪島市杉平町成坪32 
電話:0768-22-0842 
FAX:0768-22-5842 
E-mail:office@kirimoto.net 
URL:http://www.kirimoto.net 
輪島キリモト・桐本木工所 久保田 啓介
職人の魂が吹き込まれて蘇る、
朴の木の刳りもの。

輪島キリモト・桐本木工所 久保田 啓介 輪島キリモト・桐本木工所 久保田 啓介
蓮の葉の皿 大 ガラス塗料 \50,400
蓮の葉の皿 小 ガラス塗料 各 \29,400
朴の葉の皿 大 黒拭き漆 \12,600
朴の葉の皿 大 ガラス塗料 \10,500
朴の葉の皿 小 黒拭き漆 \8,400
朴の葉の皿 小 ガラス塗料 \7,350
青線
 波打つようにやわらかな曲線を描く、優しげな器。一つひとつ木目や色、形が違い、見ているだけでもほっこりとしてくる。これらはどれも朴木地師、久保田さんの手から生まれ、息を吹き込まれた器だ。
 「輪島キリモト代表が漆器木地のために見定めた良質の朴の木が20年以上倉庫に寝かせてあります。新分野に挑戦する代表の思いをぜひ形にして世に出したい」。久保田さんは輪島生まれ。大学の工業デザイン学科ではさまざまな素材を学んできたが、やはり子どもの頃に親しんだ木の感触が忘れられず、輪島塗の木地師の世界に飛び込んだ。
 朴木地は刳りものに向いている。堅くしっかりしているが、削りやすくて曲線なども出しやすいという。しかし、荒彫りは機械でもできるものの、仕上げは指先ほどの小ガンナを使っての細かな手仕事。その部分こそが朴木地師のこだわりであり腕の見せどころである。木と会話しながら加工を施し、うまく仕上がれば器は生き生きと個性を輝かせて歩き始める。今回の朴の葉皿や蓮の葉皿は、丹精込めた一枚ものばかりで量産はできない。こんな心を込めた手仕事を今後も続け、後世に伝えていきたいと語ってくれた。

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