生活を愉しむクラフト
唐変木(とうへんぼく)の漆の器 谷口 龍人 + 谷口 天平員 たにてる工芸 
[滝工房] 
〒922-0133 石川県加賀市 
山中温泉滝町ホ199-1 
電話/FAX:0761-78-5880 
[黒瀬工房] 
〒922-0823 
石川県加賀市黒瀬町ネ83-1 
電話:0761-73-3181 
FAX:0761-73-3727 
E-mail:taniteru1117@mb.viplt.ne.jp 
谷口 龍人 + 谷口 天平員
木が動く。
その表情をとどめた、ゆとりの器。

谷口 龍人 + 谷口 天平員 01 谷口 龍人 + 谷口 天平員 02
唐変木 鉢 ¥18,900
唐変木 椀(大) ¥10,500
唐変木 椀(小) ¥ 8,400
唐変木 皿(中) ¥ 4,200
唐変木 皿(小) ¥ 3,675
アクセサリー ¥10,500〜
 唐変木。その名の通り、一風変わった味わいを醸す作品である。ほっこりした温かみ。不思議なふてぶてしさ、自己主張がある。微妙にゆがんでいるのは「木が自由に動いて止まった形」という。
 一般に、木地挽き職人は、乾燥する時の木の動きを最小限におさえて制作するもの。でも谷口兄弟はあえて動きやすい榎を使い、自然の造形を器にしてみせた。内側は朱塗りの下に黒漆が浮きあがる根来塗り。途中から塗りを変え、
側面にわたってカンナ筋を施している。艶と筋、塗りの変化と、心憎いバランスだ。「全体に遊び心をちりばめた作品」と語る。
 物産展などで全国を回るうち、人々の「漆器は扱いにくい」という先入観に驚いた。家業の木地挽きを通して幼い頃からなじんできただけに、漆器への思いはひとしお。「親しみのある器やアクセサリーなどを通して、子どもや若い人たちに自然と漆器にふれあう生活を提案したい」と、2人の夢はさらに広がっている。

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