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伝統工芸がシンプルモダンな方向へ向かうなかで、輪島塗の本来の美しさを、箸を通して伝えていくことに使命を感じている橋本さん。「文化は食から、食文化はお箸から」をテーマに、身近なところから日本の伝統を大切にしていきたいと語る。そのために、伝承文様を現代風にアレンジして繊細な蒔絵や力強い沈金で表現してみたり、消費者と売り場と産地を効率的につないで、質の高い伝統工芸品の魅力を直接アピールするという努力も続けている。 | 「いつも使う道具だからこそいいモノを使ってもらいたい」。そんな気持ちから箸にも呂色仕上げを施すので、一般の土産品と比べると一目瞭然のつやと輝きが加わる。沈金や蒔絵の文様の際立ちもひとしおだ。用途に応じたオリジナル箸やオーダー箸の注文にも対応、テーブルコーディネーターや文様検定の知識を活かして、毎日の食事を美味しく、楽しくする箸づくりをめざしている。 |
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