坂井陽一 
工房shop SAKAI 
〒921-8812 
石川郡野々市町扇が丘3-57 
TEL/FAX:076-248-0338 
E-mail suginoko@mb.infoweb.ne.jp 
http://Village.infoweb.ne.jp/~fwif1266 
石臼の受け皿に使われていた形のだご鉢。

陶漆遊び花生け 根来
1個 10,000円
陶漆遊び花生け 拭漆
1個 8,000円
陶漆遊び花生け 曙
1個 10,000円
だご鉢(大) だご鉢(だ円)
1個 80,000円 1個 60,000円
だご鉢(中) 各種サイズ・価格があります。
1個 60,000円 1個 12,000円〜80,000円
だご鉢 (小)
1個 50,000円
*木地の製作は、 小松市・ウッドフォーラム道場
坂井さんには失礼ですが、どこから見ても木工所のおやじさん。しかし、なんのなんの。大学では流通論が専攻で、お父さんにいたっては博物館の学芸員からHOYAのデザイナーもされていましたが、家庭の都合で実家に帰られ、ガラスの加工技術であるサンドブラストで模様をいれた木工品を作ったところ、 漆器産地から沢山の注文がきて、漆器の木地の加工業が専業になったとか。そんなお父さんが、ある日「お前にまかす」と一言。白山麓に小さな温泉を掘り当て、今では番台で切符もぎの毎日とか。 そして坂井さんはその一言で、自らも木を削り、漆を塗り、職人さんの仕事をとってくるのに全力疾走の日々が始まりました。疲れ果て、下請けの仕事も頭打ちとなり、気分を紛らわそうと家族でフラッとアメリカに行った時、流通の現場では問屋が機能していないこと、 作り手と売り手のダイレクトな関係が充実しているのを見て、目から鱗が落ちたといいます。そして「自ら考え、自ら作る」ことを始め、勢いそのPRに独学でホームページも開設しました。今回ご紹介するのは「だご鉢」です。 白山麓の民家で、石うすを入れて粉を挽いて、一器多様の器として使われていたものです。本当は白木のままですが、漆を塗ることでさらに用途が広がります。 さまざまな素材のコーディネートはいろいろありますが、違った素材の結婚にこだわってみたのが「陶漆遊び花生け」。 奥さんが作られたやきものの花器に旦那さんが漆を塗ったものです。 昨年暮れには、念願のショップもオープンし、こだわりの奥様方に好評だそうです。いろんな人の声に耳を傾け、作って楽しく、お客様に喜んでもらえる「こだわりの、ちょっと変わったもの作り」を目指しています。

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