革財布・小物
『gris-gris leathers』
Leather Wallet, Accessory
食肉文化の副産物である「皮」は「革」となり、人間の暮らしの道具として利用されてきた。
のどかな里山に工房を構える佐藤さんは、動物の命に感謝しつつさまざまな革小物を制作している。ブランド名のgris-gris(グリグリ)は、「お守り」を意味するアフリカの言葉。その名の通り、原始的な感覚に訴えるようなシンプルで力強いデザインを目指す。
使用する革は、植物性タンニンなめし革。デリケートで大量生産には向かないが、生命感に満ち、使い込むほど味わいが深まる。縫製は表現の多様性や修理のしやすさから手縫いで。素材を無駄にしないため、アクセサリーなどの小物もつくる。
使い手の心を宿し、色や形を変え、やがて自然に還るもの。ヒトとモノのつながりを意識しながら愛用したい。