加賀百万石の万華鏡
九谷の新色 北村 和義 九谷竹隆窯・北村和義工房 
〒923-0031 
石川県小松市高堂町ロ156 
電話:0761-22-1793 
FAX:0761-24-4231 
E-mail:kazu123@sweet.ocn.ne.jp 
URL:http://www5.ocn.ne.jp/~kazu123/ 
北村 和義
十年越しの試行錯誤、
オリジナルの色づくりに挑み続ける。

北村 和義01 北村 和義02
黒彩マグカップ (高さ12cm) ¥8,925
黒彩ぐい呑 (高さ10.5cm) ¥13,650
黒彩注器 カップ2個付 (高さ15cm) ¥25,200
いっちん角皿 (幅20cm) ¥4,200
いっちん瑠璃角皿 ¥4,200
いっちん深鉢 (幅23cm) ¥8,400
いっちん瑠璃深鉢 ¥8,400
いっちん長皿 (幅32cm) ¥6,300
いっちん瑠璃長皿 ¥6,300
 「以前、のぼり窯で焼かせてもらったときの焼き上がりがどうしても気に入らなかった」と北村さんはいう。しかしその作品をそのまま諦められず、思い切って真っ黒に塗りつぶした後、改めて彩色してみたら、今まで見たことがない色に仕上がった。北村さんオリジナルの黒彩シリーズが産声をあげたのは、この瞬間である。
 以来、十数年、真っ白な磁器の九谷に真っ黒な下地を焼き付け、その上に色を重ねてゆく技法の、試行錯誤の連続だ。今では独特の発色、質感を持つ一連の作品群が九谷焼の世界に新しい境地を拓きつつある。
 350年の伝統を誇る九谷焼のノウハウを独自にアレンジして、他に類をみない表面の凹凸や色合いを表現しているが、「九谷の土で焼いた器に、九谷焼には無かった原料を、九谷焼本来の技法で施してゆく焼き物なので、やはり根本的には九谷焼だ」そうだ。下地から完成まで数度の重ね焼きといい、海外から直輸入で取り寄せる原料といい、手間にも素材にも贅を尽くした感のある作品には、確かに「九谷」の威厳が漂っている。
 自身のホームページで「九谷焼の上絵技術は日本一です!」と豪語する。その色絵の面白さ、奥深さ、可能性をもっと沢山の人に知ってもらいたいと語る通り、各地での個展や展覧会への出品に忙しい毎日だ。この黒彩が九谷のスタンダードになる日も遠くないかもしれない。

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