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加賀手まりが大好き、という。色も柄も大きさもさまざま。並べるとその場に華やぎが生まれ、手のひらに乗せれば、美しさと愛らしさに思わず微笑んでしまう…。今回の「加賀小箱」は、そんな加賀手まりのイメージから誕生した作品だ。 特別な“用”は考えられていない。本業である食器作りの合間に、手のひらに土を乗せて遊んでいるうちにひょっこりと生まれたものらしい。気ままな形だから彩色も自在。大好きな赤色も思う存分に使った。「お香入れに」「朱肉を入れたい」と、買い求める人達が楽しそうに想像を膨らませる姿が励みになる、と今村さんは語る。 短大では主に陶芸の造形について学び、九谷焼の研修所では3年間、成形から加飾までをフルコースで修行した。 |
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卒業後は九谷焼問屋で上絵の仕事に勤しんでいたが、次第に筆を持つだけの毎日に飽き足らなくなってきたそうだ。
「もっと手を動かしたくなったんです。自分の生地だと上絵のインスピレーションの沸き方が違いますから。結婚という節目もあって、自宅での創作活動に切り替えました」。 現在は、家族に支えられつつ、育児・家事との両立に励む日々だ。 「毎日が本当に楽しい。幸せです。ずっと九谷焼の仕事をして実感するのは、九谷が持つ加飾の可能性って凄い、ということ。自分の世界をもっともっと深めていきたいですね」。 今後の活躍が楽しみな一人である。 |
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