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「九谷焼になじみの薄い人にも、もっと親しんでもらいたくて」。東京生まれ東京育ちで、九谷焼卸売の会社を営むご主人と結婚するまでは九谷焼とは縁がなかったという久田さん。「初めは九谷焼のこと、なんてこってりして使いにくそうな焼き物だろうと思ってたんですよ」と笑うが、今ではもう自らが制作に没頭するほどになってしまった。 若者でも抵抗なくふだん使いできる九谷焼を、と考案したパッチシリーズの器は、まさに「陶器のパッチワーク」。丸形の小さなパッチを1枚ずつ貼り合わせて成型し、それぞれにストライプや水玉模様などのカラフルでポップな図柄をのせる。彼女の手にかかれば、外国の街並みやお菓子、 |
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雑巾の縫い目にいたるまで、日常のありとあらゆるモノがモチーフに早変わりしてしまうから面白い。おそらくそのカジュアルさが、白地に九谷五彩という伝統の配色を用いながらも若い人にすんなりと受け入れられる理由だろう。 図柄のみならず、その形にも一工夫。手になじむ感触はしっくりと心地よく、器の縁を飾る丸形パッチのぷっくりとした曲線は、まるで花びらのように愛らしく楽しげだ。 久田さんが提案する「パッチワーク」の器は、万国旗がはためくように陽気で賑やか。例えばシンプルに朝食のトーストをのせたり、サラダを盛りつけたりするだけで、心が弾むような気持ちにさせてくれる。 |
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