河内範子 
〒923-1226 
能美市緑が丘9-37 
TEL:0761-51-5148 
見るからに眠くなりそうな陶の枕。
おまけに香りで、涼しく夏をすごしましょう

香りまくら(高・低)
1個 8,000円
花入れ(大)
1個 4,000円
花入れ(小)
1個 3,000円
フリープレート
1個 2,000円
お嬢様という言葉がふさわしい物腰のおだやかな河内さんですが、土に向かい、ビシッビシッと土をたたく音には思わず圧倒されてしまいます。河内さんは京都のご出身で大学も普通の学部とか。 縁あって結婚を機にこの地に。以前から友禅をやってみたいと思っていたのですが、ご主人がやきものの技術的な研究に携わっていたことからこの道に。 九谷焼技術研修所で学んだ後、九谷を代表する生地製作の「あずま製陶所」で生地製作と商品開発を仕込まれ、独立して6年位になります。生地の仕事をしていると、どうしても「ろくろ」を回す形にとらわれがちになってしまいがちなので、 最近はろくろを少なくして形を検証しているとのこと。今回のテーマは「まくら」。最初は中に水を入れて冷やそうかなと思ったのですが、 石川県デザインセンターと石川県クラフトデザイン協会が行った商品開発の勉強会で、講師の益田芳徳先生から「寝るまでの5分間でいいんだよ、冷えているのは。 でも、いいよこの表情。君を見ているみたいで、見ているだけで眠くなるよ。」と誉められてるのか、けなされてるか分からないようなお誉めの言葉をいただき、この形に。透き通るような白さも魅力です。 ストレス社会の中で疲れて帰ってきた時に、ほっとできるものがあるといいなあ。夏の暑い日に自然の風の中で昼寝をする時、香り袋があるとほっとするし、形も笑ってもらえたらいいなっていう気持です。 日本人のライフスタイルを見直すことができるようなものをこれからも作っていきたいと、その抱負を語っています。

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