明治25年創業で、私で四代目になります。若い方にもろうそくの明かりに興味をもって楽しんでもらいたいという強い思いから店内を改造しました。
本店2階に道具や原材料などを展示した「ミニろうそく博物館」や明かりを楽しむ部屋「あかりの広間」を設けました。
古来より和ろうそくは、ここ浄土真宗と共にお寺で多く使われています。
和ろうそくは植物の櫨(ハゼ)の木からとった蝋(木蝋)と、和紙を使った芯で出来ており、すべて植物から成る、日本古来のろうそくです。
形は棒型とイカリ型の2種類で、色は主に一般的に使われる白色とお正月やお盆、お彼岸、法要など節目のお祝い時に使用される朱色。 |
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その他、金・銀もあります。いずれにせよ、単色の色使いです。
最近は、部屋の中で明かりを楽しんでもらいたいというテーマで、様々な草花の絵を手描きでアート感覚に絵付けし、客層も若い女性が増えてきています。
ろうそくの大きさも多種揃えており、型流し製法で固く、火が大きいばかりか、風に強いのが特徴です。また、油煙の出も少なく、安定した明かりを保てるのも良さの一つです。
最近では和ろうそくに合う現代の生活様式にあった燭台にも力をいれ、客層の幅を広げたいと思っています。 |