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| 以前は、加賀友禅染の洋服地から手がけ、型染め服地から手描きのドレスなど洋服の世界を手がけていました。 最近は、主にショールやスカーフ、ネクタイといった分野に取り組んでいます。 地元、加賀の組み紐の技法から糸を作ったものを使って、製品化しています。 原糸である絹糸からこだわり続け、天然の野蚕、いわゆる原生林の葉を食べている蚕の吐き出す糸を使っています。 | |
栽培された蚕とは違い、天然の野蚕の吐き出す糸は、多孔質という特徴があります。わずかな細い一本の糸の繊維の中に無数の穴が空いているのです。 そのため、保温性にとても優れ、また、艶もあります。その特徴をいかして製品化にこぎつけています。 作業はすべて手仕事で、染めのぼかしの技術もすべてがハンドメイドです。シルクの上品さと高級感を出しながら、和の良さを引き出すように心がけました。 | |||
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