山中漆器 時計『KOPPA CLOCK』
Yamanaka Urushi Lacquerware; Clock
ろくろを使った挽物に特色がある山中漆器。木地師の家の4代目を継ぐ浅田さんは、その伝統を継承しながらも、器に限定されない新しい山中漆器のプロデュースに力を入れている。その新作が『KOPPA CLOCK』だ。
浅田さんが着目したのは、漆器をつくる際に出る端材=木っ端。木が大きくなるには何十年とかかるが、漆器の素材として利用できる部分はわずか。大半は端材として捨てられてしまう。そうした木の命のかけらを、手のひらサイズの置時計に生まれ変わらせた。
カラーバリエーションは、「ローズ」「抹茶」などパステルカラーの色漆のほか、ハンノキの木地の温かみをそのまま見せる「ナチュラル」を展開。木っ端生まれで形状がまちまちなのもご愛敬。デスクや棚、キッチンなど、置く場所にぴったりの色とかたちが見つかるはず。