九谷焼 豆皿
Kutani Porcelain ; Miniature Dish
九谷焼の絵付けはかつて絵師の図案をもとに上絵職人が行っていたという。時代が下ると上絵職人が図案も行うようになり、今に至る。今回は温故知新の試みで、図案と上絵の作業を分業化。モダンなデザインと伝統の色絵技術の掛け算で、愛らしい豆皿が生まれた。
デザインを考案したのは、石川県を中心に活躍する女性グラフィックデザイナー集団「金澤女子店舗」。二次元のデザインを九谷焼の器に再現したのは、若手の女性上絵職人たち。さらに九谷焼を扱って150余年の老舗・九谷陶泉の“目利き力”も効かせて。
豆皿はコレクター心をくすぐるアイテム。調味料入れや銘々皿として使うと、テーブルのしつらいも、集う人々のおしゃべりも、いっそう華やぐ。