輪島塗 酒器
Wajima Urushi Lacquer Ware ; Sake Set
輪島塗の伝統と、マイ盃を持ち歩く岡垣さんの上戸の美学を詰め込んだ酒器。神聖なものとして社寺の行事やお祝いの席で使われる“升”に注目し、「海外の方に、輪島塗の升でかっこよく日本酒を飲んでもらえたら。」そんな発想がベースにある。
小ぶりの升は、漆器としての強度と薄さのベストバランスを探りつつ、立体的な市松模様のアクセントをつけた。背が高くスマートな注器は、三日月に見たてた金属の注ぎ口が目を引く。いずれも個性的なデザインだけれど、セットで並べれば独特の世界観が生まれ、酒席が華やぐ。
海外では漆器全体をジャパン(japan)と呼ぶ。その名の通り日本を代表する工芸品と、世界で人気を拡大している日本酒とは、日本の生活文化、もてなしの心、酒席のしつらいなどを発信していく最強のタッグだ。