YAMA 富士山
デザイン、印刷、プリーツ加工。
3者のコラボレーションで。
de labo
株式会社 カメダ + 横山真紀デザイン室
+ 株式会社 カラーマーク
テーブルの上にちょこんと置かれた山型の小物。プリーツ加工を施したものは、紙だろうか、布だろうか…。実は素材はポリエステルだという。そこにインクジェットの転写技術を生かしたグラデーション染めと、自由自在の折りができるプリーツ加工の技術を融合。石川発のオリジナル商品の登場となった。新感覚の雑貨ブランドとして開発したのは「de labo(デ・ラボ)」。デザイナーの横山真紀さん、印刷を手掛けるカラーマーク、そしてプリーツ加工を得意とする婦人衣料企画生産のカメダ、3者によるプロジェクトである。
カメダの亀田さんは、自社が得意とする衣料のプリーツ加工を基本に、今までにない折りを追求。3者であれこれ工夫をしているうちにできたのがこの山の形だったそうだ。折しも世界遺産で話題性も高いことから、「YAMA(富士山)」と命名。使い方は使い手任せで、たとえば中に灯りを入れて卓上型ランプシェードに、あるいはティッシュケース、オブジェでもOK。重量は約20グラムと軽いため持ち運びも容易である。
石川県内のクラフトショップで販売するほか、今後は全国のミュージアムショップなどに向けた展開を予定している。世界に発信できるような新しい企画も模索中であり、来期の飛躍が楽しみな新ブランドである。