claude
フュージョンのカタチ
時を超え、国境を越えて生まれた
金蒔絵アクセサリー。
有限会社 ファンタジスタ
エブリン・テプロフ・麦井
大胆でエレガント。伝統的でモダン。さまざまなものがつながり、フュージョン(融合)するデザインがエブリンさんのブランド「claude(クロード)」の特徴である。ニューヨーク生まれと日本の美。「ユポ」という新素材と伝統技法…。時代を超え、国境を越えて登場したフュージョンな装身具のきっかけは、艶やかな日本の文具であった。
「カードやしおりに施された金蒔絵に魅せられたんです。金を蒔き、磨き、乾燥するという素晴らしい職人仕事に出会い、それを自分のビジュアルパフォーマンスに活かしてみたくなりました」。そこで、手始めにステーショナリーラインを開発。続いてそれをファッションへと広げた。それがこの金蒔絵アクセサリーである。
素材には、軽くて破れにくく水に強い樹脂シート「ユポ」を採用。日本の情景や古典文様をモチーフにグラフィックデザインを展開し、金蒔絵を施してダイナミックにカットした。大振りなアクセサリーは繊細さと大胆さを併せ持ち、羽毛のように軽やか。「重い」「肩が凝る」といった従来の装身具のストレスを解き放ち、身につける楽しさを堪能させてくれるのも魅力である。
「違う角度で見ることが新しいものの創造につながります。外国人、現代グラフィックなどの視点から日本の美しさを再編集していきたい」と、次なるフュージョンの形を見つめている。