paperable 紙とできること
紙だから、きっと伝わる。紙だから、もっとつながる。
株式会社 山越
paper (紙) と able (できる) で 「paperable ペパラブル」。 コミュニケーションツールとしてメールや SNS が一般化したこの時代に、あえて紙の可能性を追求した製品シリーズである。 印刷会社の山越がこのプロダクトに取り組んだのは、共同開発者であるアートコミュニティ 「Kapo 金沢アートポート」 との出会いが発端だ。 平成 20 年、アーティストの活動の場を街中に、との呼びかけに山越が賛同。 休眠状態だった旧社屋を提供して Kapo の誕生をサポートした。 それを契機に交流が深まり、 「ペパラブル」 のコラボレーションに進展したという次第だ。
フルーツ、ベジタブル、五線譜、レッドカード…。 遊び心があふれるメモブロックは見ているだけでも楽しいが、伝える相手の表情を思い浮かべ、メモに載せる言葉を探しつつペンを握るという行為の中に、豊かな気持ちやわくわく感を再発見できるのも魅力的だ。
「これからもコミュニケーションを盛り上げるアイディアをどんどん提案したい」 と、アートディレクターの原嶋亮輔さん。 市場に大歓迎された 1st シリーズに引き続き、 平成 26 年には自然をモチーフとした 2nd シリーズも登場。 アートと印刷業が組んだタッグからますます目が離せなくなりそうだ。