「地産地消で何かできないだろうか」。そんな思いがきっかけで、環境と人にやさしいプロダクト“soil”は誕生した。石川県デザインセンターを中心に、左官業の新しい展開としてアート事業部を立ちあげて日の浅いイスルギと、地元で活躍するデザイナーが知恵を寄せ合った。イスルギにとって「土」は極めて身近な自然素材。そこで、吸水性、脱臭性、耐熱性に優れる「珪藻土」を活用した新しいコンセプトブランドが発進することとなった。
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TDJ Graphic Dept.の高橋誠二氏がデザインした『ドライングブロック』は、チョコレートのようにキュートなフォルムの乾燥剤。塩などの調味料容器に入れておくと、調味料が湿気を含まないので無駄なく使い切ることができる。『カッティングボードスタンド』『ドライングボード』『ドライングボード for ペットボトル』は、AgeDesignの稲垣揚平氏のデザインによるもの。まな板や食器の水切りというキッチンでの難問を、スマートかつ迅速に解決した。しかも自然素材ゆえ、リサイクルも可能というから驚かされる。この地ならではの高度な左官技術をベースに、ナチュラルなライフスタイルを提案する“soil”。その一つ一つに、伝統と革新、製作者たちの誇りが満ちている。
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