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『西遊記』で孫悟空が乗る觔斗雲(きんとうん)をイメージしたアクセサリー。2年ほど前のことだが、吹きガラスに金・銀箔を用いた際の コントラストに惹かれて思いを温め、ドレスアップした女性の服を引き立てるのではとひらめいた。箔の模様は、水の粒子がぶつかる様子を表す。 アクセサリーでここまでのめり込んだのは初めてだ。時がたてば変色する銀も、磨けば元に戻る。その変化の妙も大きな理由だ。 一方、日常使いのものをガラスに置き換えようと思った時に目についたのが、クリップ。色や透明度の試作を重ね、 | スケルトンの曇りガラスに落ち着いた。見た目と手にした時のギャップが面白い。 洗濯バサミではなくカードなどをはさむステーショナリーだと気がついた。 ガラスに関わって20年以上。自分を表現する作品づくりをと、17年前に現工房を開設。基本ベースは「楽しくやろう」だ。 「楽しい気持ちを忘れずに努力し、相手を裏切らず、作り手として責任ある仕事をしたい」と、ガラスの可能性を追求し続けている。 |
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