いしかわの伝統と新しい感性
Kei-so ニットと漆の出会い 夢工房 ゆき 
〒920-0853 
石川県金沢市本町1丁目8-18 
リブ・アレン310 
電話・FAX:076-281-0026 
E-mail:jingx.yukikz@docomo.ne.jp 
夢工房 ゆき 神後 幸子
たおやかな編み物と電灯の塗料が生む
空間演出の新提案。
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Kei-so Kei-so 漆額  \52,500 
Kei-so 漆シート  \12,600 
(花器は参考作品) 
 本業は編物講師。長年、多数の生徒に編物の楽しさを伝える傍ら、編物の可能性について模索し続けてきた。
服飾以外にも何かできるのでは、と。異業種交流の勉強会に参加し、クラフト協会に加わり、さまざまな試みに挑んだ。歌舞伎役者のデフォルメを畳一枚以上の大額で編んだこともある。ただ編物は柔らかく、水に弱い。用途の拡大を狙うには弱点をカバーする存在が欠かせなかった。
 それが今回の漆である。山中塗の木田克之さんとの出会いによって新たな世界が開いた。編み上げたニットを好きな形に整えてピン留めし、漆を塗る。
漆によって適度の硬直が生じ、立体感が加わる上に撥水・防汚などのメリットも付加。編物用の糸だけでは出せない自然の風合いも醸し出された。
 出品作のテーマは“Kei-so”。珪藻土の微粒子がモチーフだ。何千万年の時を超えて現れた微粒子の表情に魅せられ、文様をニットで再現した。壁面を飾る「アート額」や、丸めたり伸ばしたり自在に使えるインテリア小物「漆シート」として完成。「編物の幅をもっと広げたい」と、神後さんは今日も前を見ている。

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