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お椀の中に魚が1匹、2匹、今にも泳ぎ出しそうに描かれている。溜塗の合鹿椀や汁椀など、どれも普段使いに昔からつくられているものばかり。そんな定番のものも、ちょっと絵柄を変えれば新しいものに見えるかもしれない、という思いから今回の作品はスタートした。この魚の絵柄は、ヨーロッパで出土した遺跡に描かれていたものに強いエネルギーを感じ、塩安さん流にアレンジしたものだ。誕生日の星座が魚座で、旧姓に「水」の字が入っていることもあり、この文様に不思議なえにしを感じているという。 | 子ども椀は、直径10cmの本塗椀と9cmの木地呂塗の深型椀。キッチンポットとカップの絵がかわいらしく、子どもより親の方が喜ぶのだとか。これを見て、自分の描いた絵をお椀にして欲しいという注文も多いようだ。 頭を柔らかくして何でもやってみようという前向きな姿勢に、面白い話が飛び込んでくる。若手エンジニア・デザイナー集団とのコラボレーションで生まれた輪島塗スピーカー「Something to Touch」もその一つ。漆器・観光・商業など様々な分野で笑顔のおもてなしを大切にし、元気な輪島を発信中だ。 |
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