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万年筆やボールペンの黒いボディにちょこんとたたずみ、愛きょうたっぷりにふるまうのは、小さな小さな動物たち。彼らの生みの親である蒔絵師・大下香征さんは、伝統技法を使い、一本ずつ手描きで彼らに息を吹き込んでいく。 グラフィックデザインの世界から、結婚を機に代々蒔絵に従事する工房へ。山中塗の茶道具などに施す伝統的な蒔絵の修業を積んだうえで、「自分の持っているポップカルチャーという価値軸にクラシカルな蒔絵・漆絵という手法を持ってきて」誕生したのが、アニマル・ペンだ。その根底には |
「蒔絵を知らない人とも物を介してコミュニケーションしたい」との思いがある。 色顔料と日本産漆を練り合わせた色漆と本金を使用しているため、使うほどに艶が出たり、透明度が増して発色がよくなったりしていく。そうした変化を楽しみ、近距離で“愛でる”感覚を味わえる一品である。レース柄のシルバーシリーズや梅や桜、カラマツなど和のモチーフをデザインした「和そうペン」シリーズも展開している。 |
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