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金沢といえば、伝統の街。加賀藩主が奨励した伝統工芸が今も数多く残る。その代表格の一つ、加賀友禅の老舗「ゑり華」と、最前線で活躍中のグラフィックデザイナーたちが、今回コラボレーションを行った。今様の扇子の提案、「かなざわるねっせんす」だ。 参画したデザイナーは、JAGDA((社)日本グラフィックデザイナー協会)石川地区会員12名。時代を切り取る名手たちが扇面に描き出す現代模様は、 |
ほぼ100種におよぶ。「扇子は省エネグッズ。現代の必携アイテムとして普段使いしていただきたいですね。お世話になった方へのご挨拶にとか、コミュニケーションツールとしての提案も視野に入れています」と地区代表幹事の斉藤さんは語る。 加賀友禅の祖と伝えられる宮崎友禅斎は、もともと京の人気扇絵師。書物、衣装など多様な分野の意匠を手がけたそうだ。元禄のグラフィックデザイナーへのオマージュでもあるこの扇子が、今金沢から発せられる意義は大きい。 |
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