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創業は明治に遡る。イグサを灯芯に、ハゼの木蝋を流し込んで作る和ろうそく店に、高澤さんは生まれ育った。今回の商品「和ろうそく ななお」は、パリで行われた国際見本市へ出品するためにプロデュースしたものである。デザインのモチーフは、竹などの植物。伝統の製法はそのままだが、デザインはこれまでの和ろうそくとは一線を画すものとなった。 |
斬新なフォルムはパリでの評判も上々。県内外にもリピーターが着実に広がっている。 「和ろうそく」という概念を軽やかに飛び越えた今回の商品。伝統を守りながら新しいものを創造していく老舗の姿勢と使命を体言している。家族や大切な人同士が、灯りの周りで顔を寄せ合うひととき─その一助になればという。夢の灯が一段と明るさを増したようだ。 |
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