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どこにもない存在感。余計な飾りを求めず、素材の持ち味をストレートに活かしたシンプルなデザイン。「木のかばん」は、静かなたたずまいの内に独特の個性を秘めた作品である。手のひらよりやや大きいサイズと、さらにひとまわり大きめサイズの木箱のバッグ。屋久杉や木曽ひのきなど日本の有名な国産材が材料として使われている。木曽ひのきのかばんには、水引風に編んだ革紐が、屋久杉のかばんには緋の革紐が彩りを添える。 | どんなシーンで活躍するのか。パーティバッグ、それとも道具箱…。使い手の想像力が自ずと育まれるように感ずるのは、木という素材の持つ香りやぬくもりのせいだろうか。 ものづくりが無性にしたくなり、いつも身近にある「木」を選んだと作り手は語る。伝統の指物の世界に女性はごく少数だが、日々の暮らしの中でヒントになることは多々ある。青木さんの頭の中を愉しげなアイディアが駆けめぐる。 |
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