加賀百万石の万華鏡
蒔絵を愉しむ 木田 克之 工房 理平 
〒922-0274 
石川県加賀市別所町 
漆器団地6-8 
電話:0761-76-2824 
FAX:0761-76-2923 
E-mail:rihei@kagacable.ne.jp 
URL:http://rihei.ftw.jp/ 
木田 克之
伝統に縛られない、「しゃれた器」を愉しんでもらいたい。

木田 克之01 木田 克之02
クエに鯛 (全長72cm) ¥157,500
うるし器(朱・黒) 各 ¥12,600
ケヤキ4.0長寛写蒔絵木皿 (朱・黒) 各 ¥10,500
研出し蒔絵椀 ¥63,000
長寛写蒔絵煮物椀 ¥42,000
富貴長命煮物椀 ¥57,750
鳳凰蒔絵銀溜 高盃 (朱・黒) 各 ¥18,900
アイススプーン 各 ¥2,310
木のスプーン 各 ¥1,890
箸 和文字 溜 1膳 ¥2,100
 椀に描かれたかわいい鳥や魚たち。手のおもむくままに描かれた蒔絵に思わず頬が緩んでしまう。ヘタウマとかアートではない。蒔絵師として仕事を積み重ねてきたプロの職人の腕が生んだものだ。
 木田さんは加賀の蒔絵師の三代目。父の跡を継いで蒔絵の道に入り、旅館や料亭などに漆器を納めている。バブル崩壊の頃、新しい仲間、新しい商品開発の考え方を求めて石川県クラフトデザイン協会に入った。そこで学んだことは、「人々の生活がどうしたらより豊かになるか」であり、「装飾をなくして機能的な形を提案」することだった。
 自分のやってきたことを頭から否定されたようだったが、あまり難しいことを考えるタイプではない。
とりあえず、山中塗の木地を作る轆轤技術や、塗りという手仕事の良さを生かした作品づくりに取り組んではみた。
 しかし、蒔絵師の手は勝手に動く。そこで、「人々の生活がどうしたらより豊かになるか」の答えの一つとして、楽しい蒔絵があってもいいじゃないか、との考えに至ったそうだ。
 椀だけではない。楽しい蒔絵の箸や小さなアイスクリームスプーン。食事のシーンは和み、漆の使われる場面は広がる。大きな魚は、花器かオブジェか。「クエに鯛」と人を食ったようなタイトルに思わずニンマリしてしまう。「漆はこうじゃないといけない」という固定観念など捨てて、いろんな場面で楽しみたい漆たちである。

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