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ほんものの漆器というと、とかく管理に手間がかかるものと思われ、日常で使う食器としては遠慮されがち。
「ところがそうでもないんですよ」と大島さん。使った後は柔らかいスポンジと中性洗剤で洗い、水切りに注意するだけでいいのです。
それどころか、焼物の器と較べて軽くて、温かみのある素材、落としたりぶつけたりした時の割れる心配も比較的少ないので、小さい子どもやお年寄りにぜひ使って頂きたいとのこと。
確かに、ふっくら炊きたてごはんは木のお椀に盛ると、本当においしそうですよね。 結婚を期にこの世界に入った彼女。実際の制作工程ではなく、デザインや形など、こんな器があったらいいな、という提案をしたり、 |
制作の各段階で職人さんへ発注管理したりというのが主な仕事です。
心掛けているのは、気を張らずに使えること、そして現代生活に合った、シンプルで楽しげなデザインで、さまざまな色合いの漆器を作りたいということ。 最近では、「えっ、これが漆器なの?」と声を上げたくなるような斬新な形の作品をコンテストに出品したり、新しい製品や技術開発の勉強にも取り組んでいます。 「このところ少々元気のない漆器産地ですが、世界の人たちにもっともっと使ってもらえるよう、魅力ある漆器を提案していきたいですね」。 確かなプライドと見識を持ち、伝統工芸文化をさらに発展させようとする人がここにいます。 |
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