現代生活にかなう、
遊びと温かみのあるヤキモノを目指して。

みんなおともだち碗 各\2,500
赤巻おともだち碗 各\2,500
赤巻ヒヨコ碗 各\2,500
まてまてヒヨコ碗 各\2,500
水玉うさちゃん碗 各\2,500
焼き物を始めるまでは、服飾やCDジャケットの制作などをしたいと思っていたそうですが、短大から造型の世界に入った村田さん。 「土は押しただけで形になるところが面白かった」とか。それが勉強をすすめていくうちに、作り手のイメージに合わせたいろいろな表現の可能性に気付き、どんどんのめり込んでいったようです。
「伝えたいことって言葉で表しにくいけど…」とはにかみながら、同世代の友達が母になる年頃になって、その子ども達が幼い頃から手作りの温もりに触れながら育って欲しいという思いから、最近は子供向けの器作りに取り組んでいると話してくれました。
動物や鳥(ヒヨコ)の絵柄で可愛く仕立てるばかりではなく、大きさや重さ、形などにも配慮した、本当に子どもが喜んで使いそうな器たちです。 そのほかの作品からも、いつもそばに置いておきたくなるほのぼのとした温もりが伝わってきました。
使ってもらえる時のことを考えながら、生活の一部になれるような器を作り、それがたくさんの人に広まってゆくことが夢。 作者の気持ちが器にこもり、使う人の喜びが作り手にまた還る…。思いが一方通行に終わらないのが、器作りの魅力だとか。 九谷焼とはいいつつも、伝統のしがらみに囚われないおおらかさは村田さんの人柄そのもの。九谷の文化に、またひとつ若い風が吹き込みそうな予感がします。

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